ランナー膝 症例集

症例2 30代 男性 マラソン

来院 2016年7月

症状 左足底筋膜炎 右膝痛

足底筋膜炎 マラソン  膝痛

2ヶ月前までは週3日、月100~120km走る。

走り始めたのは5年前から。

 

1年前から右膝に違和感が出現し、半年前から練習後半に痛みが出現。

右膝は我慢できる痛みのため、施術は受けず。

4ヶ月前から、左足底に痛みが発生し、2ヶ月前から増悪。

起床時は毎日痛む。

少し走る程度でも痛みが強く、1ヶ月半は練習を休んで回復を図ったが、変化なし。

 

整骨院のマッサージでは改善しないと考え、スポーツ障害に強い当院へ来院。

施術内容

右膝痛・左足底筋膜炎ともに、腰の動きが硬いのが原因。

ただ、腰痛等の自覚症状無し。

検査で腰椎の伸展に制限があり、症状と関連していることがわかった。

施術は腰椎の伸展を開放することを重点に行った。

全身調整後に、腰椎にストレスをかけていた肋骨下部、頚椎を調整。

腰椎が改善されると、足の力強さが戻る。

最後に右膝蓋骨(膝のお皿)と左足首を調整。

2回目までは力が入るのは実感されたが、生活での痛みは変化なし。

3回後から、膝の違和感が改善される。

6回で膝の違和感は消失し、足底筋膜炎は日常生活では支障が無くなる。

6回終了後からランニングを再開。

徐々に距離を伸ばしていき、13回で足底筋膜炎の痛みも消失。

 

考察

膝も痛みがあり、時間を要すると考えたが早期に改善出来た。

練習を再開すると足底への負担が増し、改善スピードが落ちたが膝痛は再発しなかった。

今後は、練習量を増やし月間200kmを目標にされるので、痛みが再発しないように気をつけてもらいたい。

症例1 20代 男性 マラソン サッカー

来院 2016年6月

症状 ランナー膝 腸脛靭帯炎

ランナー膝 腸脛靭帯炎

1年前から左膝外側に違和感あり、半年前から走っている時に痛みが出現。

半年前は軽い痛みのため、我慢すれば走れていた。

だんだんと痛みが強くなり、3か月前から速く走ると痛みで走れなくなってきた。

2か月前からはランニングは止めているが、日常生活でも痛みがあり、階段や坂道が特に痛む。

学生時代はサッカーをし、社会人になっても続けている。

サッカーで足関節捻挫が多数あり。

20代後半からマラソンも始め、週1~3回走る。

平日は5~10kmくらいだが、休日は20km以上走る時もある。

違和感を感じ始めた半年前から整骨院に通っていたが改善しないため来院。

施術内容

左太ももの外側が硬くなっており、典型的な腸脛靭帯炎の症状である。

足関節捻挫がクセになっており、足関節・足根骨の動きが緩んだり硬くなっている。

このため、着地時に地面からの衝撃が吸収されず、膝に過剰な負担をかけている。

また、足関節捻挫を繰り返したことにより、足関節が内半しやすくなり脚の外側に負担をかけている。

今回のケースは足関節などの足の調整が重要である。

基礎調整後に足関節・指節関節等を調整し足の動き改善。

週1~2回の来院。

最初は改善の実感無かったが、4回目から階段を登る時の痛みが少し軽減。

1ヶ月後には、日常生活での強い痛みは消失。

痛みが出ない強度でジョギングを再開。

2ヶ月後には5~10kmでは痛みないが、10km以上走ると痛くなるときもあり。

長距離走での痛みは残るが、我慢できる程度なので、月1回来院にすることで終了。

考察

昔の古傷が原因の典型例であった。

足関節捻挫は軽く考えがちだか、今回のように他の部位に悪影響を与えることがある。

脚の症例に関わらず、過去の怪我等を聞き出すのが重要であった。

今回は、足関節捻挫の情報があったため、早期に改善が可能となった。

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院