猫背改善にストレッチ・筋トレより効果的な神経学トレーニング

猫背ストレートネックで…
猫背は見た目の悪さだけで無く肩こり等に悩まれる方も多いです。

一般的な改善方法としてストレッチや筋トレ。
理由としては筋肉が硬くなっているのが猫背の原因と考えているから。
これで猫背が改善すれば良いのですが難しい…。

整体院では猫背は骨盤・背骨の歪みが原因と言われる。
でも、整体受けても猫背は変わらない…。

猫背が改善しない理由は、筋肉が硬くなったり骨盤が歪んだ原因を考えて無いからです。
筋肉が硬くなるのも、骨盤・背骨が歪むのも全て脳からの指令

猫背改善には脳の役割を考えなければいけません。

脳の役割は入力・解釈・出力

猫背改善のための脳の役割は3つ。
「入力・解釈・出力」
この3つは途切れる事なく循環しています。

入力
身体の感覚情報を脳に入力します

解釈
入力情報を元に最善の姿勢を判断する

出力
最善の姿勢になるように身体(筋肉・骨)に指令を出す


猫背
は脳が最善と判断して筋肉に猫背になる様に出力した結果の姿勢です。

猫背改善の神経学トレーニングの目的

一般的な猫背改善トレーニングというとストレッチや筋トレなど筋肉をターゲット
ストレッチは筋肉を伸ばす、筋トレは筋肉をつける。

神経学トレーニングは筋肉をターゲットにはしません。
目的は脳に正しい首や背中のポジションを思い出させる事。
身体を動かしますが、脳・神経を刺激するため。

メインは脳・神経の刺激で、そのついでに筋肉もストレッチや筋トレになる。
一般的な猫背の治し方のターゲットの筋肉はついで扱いです。

見た目には同じ動きに見えるかもしれません。
でも、意識することが違うため効果も違ってきます。

猫背になる原因は3つ

猫背になる理由は3つあります。

1.首、背中の感覚
2.三半規管(バランス感覚)
3.眼(視覚)

3つのどこかに問題があるので猫背になってしまいます。
ここでいう問題とは病気や怪我等ではありません。
また3つが関連して問題を起こしていることも多いです。

神経の働きが悪くなったり、脳が正しい状態を忘れていることです。

首、背中の感覚が原因の猫背

不良姿勢 猫背 反り腰

猫背の原因は首、背中の筋肉が硬くなっているから。
これは納得しやすいですよね。

なぜ、猫背姿勢を保つ様に首背中の筋肉を硬める指令を脳は出したのでしょうか?
理由は色々と考えられます。

理由の一つとして、首・背中の筋肉が正しく動く範囲を忘れているからです。
デスクワークでパソコンをずっと使っていると考えて下さい。
画面を見るために顔は前に出て背中は丸くなっていきます。
その結果、正しい位置を忘れて固定するために筋肉を硬くします。

猫背改善トレーニングでは、正しい位置に首・背中がくるように位置の感覚を修正していきます。

また、三半規管や視覚と関連してバランスを取るため筋肉を硬くして姿勢を取ることも考えられます。

三半規管(バランス感覚)が原因の猫背

三半規管

猫背を含む姿勢の崩れは三半規管(バランス感覚)の影響を強く受けています。

猫背は首が前に出ていますよね。
首を後ろに引くとすごい窮屈に感じます。
この理由は、首が前に出た状態が真っ直ぐと感じているのです。

三半規管は前後・左右の動きを感じます。
三半規管は3つの半規管(円の形状)の総称です。
前の動きは前半規管、後ろの動きは後半規管、左右の動きは水平半規管

三半規管

首が前に出る理由は、その位置が正常と脳が勘違いしているからです。
前半規管の働きが弱く後半規管の働きが強い状態です。

後半規管の働きが強いと、脳は首は後ろにあると勘違いしてしまいます。
勘違いしたまま正常な位置に戻そうとして首を前に出します。

首を前に出た状態では、前方向に倒れてしまう。
バランスを取るため背中は丸めて後方へ。

これで猫背の出来上がりですね。

猫背改善のトレーニングには弱い前半規管に刺激を入れる事が重要になります。

猫背

眼(視覚)が原因の猫背

視力検査

猫背の原因は眼(視覚)が悪いと言うと、視力は良いと反論されるかもしれません。
眼の機能は、視力検査で測られるものだけではありません。

眼には色々な機能があります。

バランスは視覚からの情報も重要です。
その証拠に閉眼片足立ちをするとバランスが保つのが難しい。
眼を開いた時とでは全然違いますよね。
視覚情報三半規管からの情報を合わせてバランスを取っています。

つまり視覚からの情報が正しく脳に送られないと三半規管の項で説明した様に猫背に繋がる可能性があります。

閉眼片足立ち

猫背改善トレーニングはYoutubeで

健康ブログについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院