催眠療法(ヒプノセラピー)の受け方のコツは安心と信頼

催眠療法(ヒプノセラピー)は催眠療法士(ヒプノセラピスト)と受け手のお互いの信頼関係が重要です。

せっかく、催眠療法(ヒプノセラピー)を受けるなら効果は高くしたいですよね。
そのためには、受け手の協力がとても重要になってきます。

今回の内容は、
・催眠療法(ヒプノセラピー)を初めて受けられる方
・催眠療法(ヒプノセラピー)を受けても効果をあまり感じられない方
に効果を高めるコツをお伝えします。

最後まで読んでいただくと、効果を高くするために信頼関係が必要なのかが理解できますよ。

顕在意識・浅い潜在意識・深い潜在意識の三層構造

顕在意識 潜在意識

催眠療法(ヒプノセラピー)の説明の前に、意識について説明します。
意識は、顕在意識と潜在意識に分かれています。

さらに潜在意識は、浅い潜在意識深い潜在意識の2つに分かれてます。
深い潜在意識を、「無意識」「超意識」と言う方もいます。
分類については催眠療法士(ヒプノセラピスト)により多少の違いがある場合もあります。

分け出すとキリがないので、今回は3つに分かれていると考えて下さい。

催眠療法(ヒプノセラピー)でアプローチ出来るのは浅い潜在意識になります。

問題は浅い潜在意識の暴走

潜在意識 暴走

潜在意識は、危険から僕たちを守る役割があります。
それが時には暴走してしまうこともあります。

ハードワークでうつ症状が悪化した事を例にしてみましょう。
ハードワークで限界に達しても、顕在意識ではまだやらなきゃいけないと考えています。
浅い潜在意識はこれ以上働かせるのは危険と強制的に休ませる方法をとります。
この結果、起きれなくなったり、やる気が出なくる等のうつ症状が現れます。

顕在意識の働かないといけないとの考えは無視して、浅い潜在意識が暴走している状態。
ただし、これはハードワークから心身を守るための浅い潜在意識の働きでもありますよね。

浅い潜在意識催眠療法(ヒプノセラピー)でアプローチ出来る部分になります。

深い潜在意識は命を守る部分

突然ですが、催眠術で屋上から飛び降りさせる事が出来ると思いますか?

ドラマ等ではあるかもしれませんが、不可能です。
理由は、深い潜在意識が拒否するから。

この様に浅い潜在意識に催眠術をかけれたとしても、深い潜在意識が命の危険を感じると止めてくれます。
先述した、うつ症状では命の危険は出ないですよね。
これが、簡単な浅い潜在意識と深い潜在意識の違いです。

事な事ですが催眠術も催眠療法(ヒプノセラピー)もあなたが望んだ暗示しか入りません
つまり、飛び降りたくない人を強引に飛び降りさせる事は出来ません。
他にも、やりたくない事をさせる、言いたくない事を言わせることも出来ません。

ネガティブ暗示・ポジティプ暗示と浅い潜在意識

潜在意識は働く時はすごい力を発揮しますが、出来ればサボりたいと性質を持っています。

では、ネガティブ暗示とポジティブ暗示では、どちらが潜在意識に入りやすいと思いますか?
答えは、ネガティブ暗示

少し違う例えですが、
・ここに行けば100万円もらえる(ポジティブ)
・自宅に泥棒が入ってる最中で100万円が盗られそう(ネガティブ)
同時に言われたらほとんどが自宅に向かいますよね。
これと同じで人はネガティブには敏感に反応します。

ネガティブとは、今の状態から悪くなることです。
心身を守るためにネガティブ暗示は潜在意識はすんなり受け入れてくれます。

逆にポジティブ暗示が入ると変わるのが面倒なのでサボりたい潜在意識は受け入れを拒否しやすい。
例えば、アファメーションは何百回繰り返しても入ってこないとか。

ポジティブ暗示を潜在意識に入れるのが催眠療法(ヒプノセラピー)

催眠療法 変化

ポジティブ暗示が潜在意識に入ると、潜在意識はその暗示を実現するために全力を出さなければいけません。
潜在意識は出来るだけ仕事を増やしたくないから、ポジティブ暗示を受け入れてくれない。

例えば、「うつ病が改善して仕事復帰」というポジティブ暗示。
これを潜在意識が受け入れてしまったら大忙しですよね。
ただでさえネガティブ暗示を実現するのに忙しいんですから。

このポジティブ暗示を潜在意識が受け入れやすい状態にするのが催眠療法(ヒプノセラピー)です。
・うつ病が改善して外に出れる
・うつ病が改善して出社できる等

催眠状態(トランス状態)にすることで、ポジティブ暗示が受け入れやすくなります。
これが催眠療法(ヒプノセラピー)です。

催眠療法(ヒプノセラピー)の不安を無くす事が効果を高める第一歩

催眠療法 安心

催眠療法(ヒプノセラピー)の効果を高めるコツは、安心して受ける事です。
ここまで催眠療法(ヒプノセラピー)の説明をしてきたのは、不安解消して安心して欲しいからです。

特に重要なのは、繰り返しになりますが下記です。
・望んだ暗示しか入らない
・やりたくない事をさせる事は出来ない
・言いたくない事を言わせることは出来ない

これを知っていれば、催眠療法(ヒプノセラピー)で望まない暗示を入れられたらどうしよう。
という不安は無くなり安心出来ますよね。

催眠療法士(ヒプノセラピスト)と受け手の信頼関係が重要な理由

催眠療法 信頼関係

催眠療法(ヒプノセラピー)は催眠療法士(ヒプノセラピスト)の言葉がけにより誘導していきます。

誘導とは例えば
・お腹の力を抜きましょう
・お腹の上にホッカイロがあるとイメージして暖かさを感じましょう
等です。

催眠療法士(ヒプノセラピスト)を信頼していなければ、お腹の力も抜かないし、ホッカイロのイメージしませんよね。
イメージしようとしても、信頼していなければどうしても雑念が入りイメージを邪魔してしまいます。

催眠療法(ヒプノセラピー)では望まない暗示は入らないと前述しました。
同じ様に、望んでない人(信頼していない人)からの暗示も入りません。

信頼するためにも不安なことがあれば、納得するまで質問してみましょう。
催眠療法士(ヒプノセラピスト)の立場からしても、どんどん質問してくれる方は大歓迎です。
その理由は、信頼関係を構築したいから。
一方的な説明よりも、質問してもらった方がやりやすいです。

どんどん質問して信頼関係を深めていきいましょう。

催眠療法士(ヒプノセラピスト)はダイエットトレーナーと同じ

催眠療法士(ヒプノセラピスト)の役割は誘導役にすぎません。

または、昔に流行ったダイエットのライザップトレーナーと考えて下さい。
トレーナーはダイエットのために筋トレ指導、食事指導は一生懸命行います。
しかし、筋トレで力を抜いたり、食事指導を守らなかったりはするとダイエットは出来ません。
成功するかどうかは、受け手の真剣度にもかかっています。

催眠療法(ヒプノセラピー)も同じです。
受け手の真剣度にかかっているのです。

もちろん催眠療法士(ヒプノセラピスト)がしっかりしていると言うのが大前提ですけどね。

催眠療法(ヒプノセラピー)について詳しくはこちら

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