症例5 高校生 野球肩
来院 2016年9月
症状 筋トレから野球肩 左違和感
高校野球部、外野手。
練習は毎日あり、休日は朝から夕方まで。
2ヶ月前、広背筋の筋トレで左肩甲下筋に違和感が出たが痛みは無し。
違和感があるまま練習を続けていると、1ヶ月前から反対の右肩に痛みが出現。
最初は遠投時のみの痛みであったが、2週間前からドアを開ける時に、ピリッとした痛みが出現し、来院時は安静時痛もあり。
整形外科にて、骨の異常は無く野球肩と診断。
安静とシップのみで、施術は無し。
施術内容
骨盤の後方変位から広背筋が下方に引かれ、肩甲骨や上腕骨が後方に引かれた状態で広背筋トレーニングを行った可能性あると考えた。
骨盤の検査をすると、腰椎伸展(腰を前方に押す)が硬く、後方変異になっていた。
広背筋(骨盤から上腕骨に付着)付着部の左肩に結果的に負担がかかり違和感が出たと考えられる。
左肩の硬さが右肩に影響し、遠投などを繰り返すことで痛みが出現している。
基礎調整後に、右膝調整から骨盤・腰椎伸展を改善。
骨盤の動きが改善されることで、広背筋からのストレスが軽減し肩の可動域が改善。
週1回の施術で、3回で痛みが消失。
考察
トレーニング時の左肩違和感が始まりであったが、高重量ではなくいつもの重量であったため、トレーニングはきっかけで疲労の蓄積ですでに硬くなっていたと考えられる。
左肩違和感⇒右肩痛と対側に痛みが出現と珍しいケースであったが、骨盤の回旋が硬かったことで、両肩に負担が常に負担がかかっていた。
骨盤の硬さ・左肩の硬さが右肩に負担をかけており、特に骨盤からの負担が大きかったため、骨盤の改善をメインにすれば、右肩の痛みと左肩の違和感が消失した。
疲労度が高い時にトレーニングをすると、痛める可能性があるため注意が必要である。
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