症例2 30代 男性
来院 2016年11月
症状 ぎっくり腰 右上半身の傾き
2日前にぎっくり腰になり、上半身が右に傾いた状態で固定される。
発症日の夕方に、整骨院で鍼・マッサージ・骨盤矯正をしてもらい、その時は良くなったが帰宅後に痛みが強くなる。
トイレでしゃがんだ時に、力が抜ける感じがする。
立ち上がる時に痛み強い。
普段は上半身は真っ直ぐだが、ぎっくり腰になると必ず右に傾く。
2~3年前から左股関節が痛くなる。
10年前、安全靴を履いて仕事をしていたが、片方の靴底が減りバランスが悪くなっても履き続けた結果、2ヶ月に1回の間隔で腰が痛くなり出した。
整骨院では骨盤が歪んでいると言われていた。
施術内容
身体が右に傾いているため、立位で左側屈ができない。
仰臥位・膝立て左に倒すと痛み強い。
座位で腰を前に押すと痛みあり。
右肩外転、100°で右腰に痛みあり。
基礎調整後に左右足関節を調整し、仰臥位で左に膝倒した痛みが軽減。
肋骨が前に下がっている影響で腰に負担がかかっているため、肋骨・鎖骨を調整し上半身の硬さを改善すると、腰椎伸展も改善。
左右の大腿筋膜張筋を調整すると、立位での上半身右傾きも改善される。
考察
上半身が右に傾く変形が強く出ていたので、一回で傾きを改善できるかはわからなかったが、可動域を改善させるごとに、少しずつ改善されていく。
結果的に初回施術で、傾きは少し残るが安静時痛・動作時痛ともに改善。
左股関節に痛みが出ているが、今回は右股関節に硬さが出ていた。
骨盤の傾きを他の整骨院や整体院で指摘されていたが、どこの影響で骨盤が歪んでいるのかを考えていく必要がある。
症例1 30代 女性 エステティシャン
来院 2016年 9月
症状 椎間板ヘルニアからのギックリ腰
個人で開業されているエステティシャン。
高校時の部活(バスケットボール)で、椎間板ヘルニア。
当時は、整形外科で痛み止め・ストレッチなどをして、痛いながらも部活を継続。
20代以降は、たまに痛みが強い時があり、その都度整骨院に通っていた。
普段は、軽い痛みやダルさはあるが、落ち着いている。
前日に、5kgぐらいの荷物を持った時に違和感が出現し、徐々に痛みが強くなる。
前屈では、仙腸関節付近にズキズキした強い痛み、後屈では腰から背中にかけて痛み。
施術内容
前屈時に強い痛みがあるが、可動域は広い。
後屈時には、強い痛みは無いが、首が上を向くぐらいで可動域が狭い。
腰が痛いため、歩行がガニ股気味。
腰痛の要因を検査すると、右骨盤(右仙腸関節)、頚椎にあった。
基礎調整後に、前後屈を確認すると後屈の可動域が少し改善。
右骨盤を硬くしている要因が右足(右ショパール関節)・左膝(左近位脛腓関節)のため、調整し右骨盤の硬さを解除。
初診終了時は、後屈が反れるように改善。
前屈も深く出来るが、強い痛みは残存。
夜に少し痛みが改善される。
2日後に2回目。
前後屈の可動域は、前回終了時より少し戻っている程度で、痛みは半減。
4回終了時で、通常時のダルさになる。
6回終了時で、通常時の軽い痛みも改善され、歯磨き時の前傾姿勢が楽になった。
考察
高校時代の椎間板ヘルニアにより、腰への負担が日常的にあり、仕事で前傾姿勢が多くさらに負担がかかり、筋肉が硬くなっていたところに、荷物を持ち限界を超えてしまった。
炎症が強い場合は、施術直後には痛みは変化しなくても、可動域が改善されていれば体液循環が促進され発痛物質が流されるため、時間が経ってから痛みが改善される場合も多い。
椎間板ヘルニアがあるから痛みが出るとは限らないが、椎間板ヘルニアがあることにより痛みが出る要因にはなる。
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大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。