症例3 50代 女性 介護職
来院 2016年8月
症状 1年前の交通事故によるムチウチ・頭痛
1年前に交通事故で後方から追突されムチウチ。
事故直後に痛みは無かったが、1週間後から徐々に首の痛みが強くなる。
最初は安静時もズキズキ痛く、首を動かせずコルセット着用。
頭痛は常に左側頭部にあり。
約半年は、整形外科と整骨院に交通事故保険で通っていたが終了。
整骨院では、電気と首・肩のマッサージ。
整形外科では診察のみ。
首のコルセットを外せるくらい改善はしたが、運動痛が残る。
左回旋と左側屈を最後まで動かすと、頸部全体と右肩にかけて強い痛み。
頭痛は左側頭部の強い痛みは無くなったが、左右側頭部に軽い痛みが残る。
施術内容
頸・両肩とも硬さがあり、特に左が硬い。
前頭骨に硬さあり。
腰も硬くなり、特に腰椎伸展、左股関節が硬い。
基礎調整後は、腰椎進展が改善。
左ショパール関節・左足関節・右近位脛腓関節を調整すると腰椎の進展がさらに改善。
左右遠位橈尺関節・右拇指・左小指を調整し、頸・肩を改善。
最後に頭蓋骨を調整。
初回終了直後に、頭痛がスーっと楽になった感じがあり。
3回終了時には、頭痛はほぼ無し。
首の可動域は広がってきたが、痛みはあまり変化なし。
7回終了時に、首の左回旋・左側屈の痛みが半減。
13回終了で、首の動作時痛も消失。
考察
ムチウチは痛みのある頸ではなく、脊椎で連続している骨盤や、踏ん張ってしまうアキレス腱周囲の硬さで症状が出ることも多い。
今回のケースも頸を緩めることより、骨盤やアキレス腱を緩めることに注力したため、改善された。
症例2 30代 女性 ネイリスト
来院 2016年8月
症状 肩こりからの右側頭部痛
社会人になってから肩こり。
20代はデスクワークのOL。
ネイリストは約5年前から。
デスクワークの時は肩こりだけで頭痛までは無かったが、転職してから肩こりがキツくなり頭痛まで出現。
頭痛は仕事中もあるが、起床時もキツイ。
最初の頃は、前頭部全体にモヤっと痛かったが、1年前からは右側頭部だけがキリキリと痛む。
月1~2回は、頭痛がキツくて吐き気もあり。
来院時は、生理痛もあり。
細かい作業なので眼精疲労もあり。
施術内容
下を向いての仕事のため、頚椎の前弯が減少し、立位・座位ともに頭が前に出ている状態。
このため、両肩とも硬くなり、自覚は無いが腰椎の伸展も硬い。
足を組むクセがあり、左股関節も硬くなっている。
生理痛で腹部のハリ強い。
頭蓋骨の中でも、左側頭骨・蝶形骨に硬さ有り。
全身基礎調整後に、手首・指を調整し肩の動きを改善。
股関節を調整し、腰椎伸展を改善。
股関節・腰が改善したため、腹部のハリも緩む。
頭はまだ前にあるため、胸鎖関節を調整するとすこし後ろに戻る。
最後に、頭蓋骨を調整すると、目が開きやすくなり、頭の中がスッキリした感じになる。
初回施術で、頭痛は消失したが、3日後に徐々に頭痛が出現。
現在は月に1~2回来院。
考察
今回の頭痛の大きな要因は仕事での肩こり。
また、生理痛はいつもキツイため、この要因も大きいと考えられる。
自覚している人が少ないが、頭痛と生理周期の関係は深い。
頭痛も肩だけでなく、全身の要因が大きく関連してくる。
肩や頭だけでなく問診時に、患者の状態をしっかりと把握することが重要である。
症例1 高校2年生 女性
来院 2016年7月
症状 腱鞘炎からの前頭部痛
中学から私立の進学校に通う。
中学の時から肩こりが強く、首を回すとゴリゴリする感じがあった。
通学時のカバンが参考書等で重く、それが肩こりの原因の一つになっている気がする。
授業中などに、前頭部がキーンとするような痛みが不意に出る。
たまに、寝ようとした時にも痛みがあり、寝れない時がある。
塾にも行っており、帰宅後も数時間は勉強している。
だんだんと、頭痛が出る間隔が短くなってきた気がして母親に相談して来院。
施術内容
運動は体育の授業くらいで、勉強中心の生活のため肩こりから頭痛が発生したと考えた。
両肩の動きを検査すると、外転(横から上げる)が左右ともに100°で硬くなる。
首の動き左右回旋ともにに45°くらいと真横を向けず、下を向いた時に腰につっぱり感がある。
猫背気味になり、腰椎伸展(腰を後ろから前に押す)も硬く、腰椎伸展の硬さが頭痛の原因であった。
また、右手が軽い腱鞘炎になっており、そこから肩の硬さ⇒頭痛と繋がっていた。
今回は、腰椎伸展と右手腱鞘炎を頭痛の原因として、施術を組み立てた。
基礎調整後に、右股関節と左膝を調整して腰椎伸展を改善。
肋骨・右肘・右中指を施術して腱鞘炎の痛が軽減して握力が強くなる。
最後に頚椎と頭蓋骨を調整。
週1回ペースで来院。
初回施術後に、少し頭がスッキリした感じ。
頭痛が出る間隔が少し長くなった。
肩こりが楽になり、姿勢が良くなった。
3回施術後には、頭痛が無いがあったり、頭痛が出ても軽度。
腱鞘炎の痛みもほぼ消失。
考察
勉強中心の生活で、机に向かって姿勢が崩れて肩こりになり頭痛に繋がっていた。
そこで肩こりの原因を改善していくこととし、右手の腱鞘炎と腰椎の改善に重点を置いた結果、頭痛も早期改善できた。
肩こりから頭痛になっているとは一般的には考えられるが、もう一歩踏み込んで肩こりの原因まで探るのが大事である。
頭痛が改善されたので、勉強も気が散ることなく集中してほしい。
お電話ありがとうございます、
大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。