症例11 小学6年生 女性 クラッシクバレエ
来院 2016年10月
症状 両膝オスグッド病 右シーバー病
1年前から右膝に違和感があるが、施術を受けずに練習を続ける。
練習後のアイシングで対応。
半年前から右膝が練習後に軽い痛み発生し、左膝にも違和感が発生。
3ヶ月前から練習中も両膝とも痛みが発生。
特につま先立ちが痛く、痛みが強くなったら休憩しながらの練習。
入浴後に痛みが増悪する
2か月前、整形外科で「オスグッド」と診断され、しばらくは練習を休むように言われるが、練習を続ける。
整骨院に週1~2回通院し、電気あてたりマッサージを受けるが改善せず。
1か月前からは練習を休んでいるが改善しないため、両親に連れられて来院。
特に右膝の痛みが強い。
クラッシクバレエは小学1年生から始め、週3日レッスンを受けている。
施術内容
立位からの膝の屈曲(しゃがむ)しようとすると、60°が限界。
右踵が力をいれると痛みがあり、軽いシーバー病も発生。
関連する関節を調べてみると右膝の屈曲を制限している原因が、左肋骨の硬さであることがわかった。
左膝の屈曲を制限している原因は、骨盤(仙腸関節)であった。
したがって施術はこの2点に重点をおいた。
基礎調整と頚椎を調整し屈曲すると、痛みが残るが90°屈曲可能に改善。
左肋骨と左肩を調整し、右膝の改善。
骨盤と両足関節を調整し、両膝の改善。
最後に屈曲すると90°まで痛みなくスムーズに出来るように改善。
週2回ペースで来院。
4回目で、屈曲時の痛みが消失し、片足ずつの屈曲は可能だが痛みがあり。
両膝屈曲の痛みが消失したため、練習を再開。
7回目で片足屈曲でも痛みが消失。
考察
クラッシクバレエでは、つま先立ちなど独特の動きやポーズが多く、下半身に負担がかかりやすい。
今回は、「右膝のオスグッド病⇒左膝のオスグッド病⇒右踵のセーバー病」と、練習を続けたことで負傷部位が増えてしまった。
シーバー病に関しては、膝の痛みが強く検査をするまで、自覚症状が無かった。
症状が広がる前に、これからは早めに施術を受けてほしい。
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大阪・高槻スポーツ整体 ぎの整体院でございます。