重症なオスグッド改善の動かしストレッチ

重症なオスグッドで練習が出来ずに困っている子供は多いですね。
特に歩くだけでも痛みが出る等の重症化していると生活まで大変になってきます。

今回は重症向けのオスグッド改善方法や判断基準もお伝えします。
ただし、オスグッドが重症かどうかの基準は人それぞれ。

あくまでも、今回の動かしストレッチで重症向けが合っているかの判断です。
この基準だけでオスグッドが重症か軽症かの判断ではないですからね。

最後まで読むと、なぜ動かしストレッチが効果的なのかも理解できますよ。
もちろん、重症オスグッドが改善出来る方法が身につきます。

オスグッド重症向けかの判断

オスグッド 重症 判断

まずはオスグッドで痛い側の膝を立てて座ってみましょう。
これで痛ければ重症向けストレッチを行います

また、立膝で座って痛くても、少し足を前に出して膝の角度を広げてみましょう。
広げても痛ければ、重症向けストレッチから始めていきましょう。

オスグッドが少し痛い程度だから、我慢してやるのは絶対にNG。
痛く無い範囲で行うのが大前提です。

立膝が痛く無ければ立膝で行います。

重症オスグッド改善のポイントは痛く無い様に!

絶対に痛み・違和感が無い範囲で動かす。

重症オスグッドになると、膝を少し動かすだけで痛いと身体(脳)が記憶しています。
動かさず休めて欲しいから痛みというサインを出しています。

目的は
膝を動かしても痛くない!
と身体(脳)に覚えさせる事です。

痛みを我慢しながら行うと、この動きはやっぱり痛いとさらに深く記憶されてしまいます。
これでは、もっと休ませようと痛みをさらに強く出してオスグッドの重症化に拍車がかかる可能性も。

絶対に無理せず行いましょう。

重症オスグッド改善は動かしながら

一般的なオスグッドのストレッチは止まったまま伸ばしますよね。
でも、オスグッドの痛みは走ったりし、ジャンプした運動中や運動後に出ます。

動かした結果オスグッドが痛くなるのです。
これを動かしても痛く無いと身体に覚えさせる必要があります。

動かしながらでも、痛く無い事が大前提ですからね。
痛く無いように動かして、重症オスグッドを改善させていきます。

重症オスグッド動かしストレッチのコツ

膝蓋腱 オスグッド

オスグッドが重症化すると膝を曲げるのが痛いですよね。
そこ痛み無く曲げるコツを伝授します。

膝のお皿とオスグッドで痛い部分間を両手で挟んで前に押し出す。
これをするだけで、通常よりも曲げるのが楽になります。

これをしても痛みが出るなら、手で挟む力が弱い可能性があります。
思いっ切り挟んで、皮膚を前に絞り出す様にやってみましょう。

オスグッド 動かしストレッチ

楽になる理由

オスグッド 重症 膝蓋腱

オスグッドは太ももの前側の筋肉が硬くなって起こります。
この筋肉はオスグッドの痛い部分にくっついています。

お皿からオスグッドまでの部分は太もも筋肉の最終部分
膝蓋腱とも呼ばれます。
ここも硬く突っ張った状態になってるのです。

突っ張ってる部分を前に絞り出すようにすると、皮膚が弛む様にここも少し緩みが起こります

緩みが出るため曲げるのが少し楽になると考えています。

立膝でオスグッドの動かしストレッチ

オスグッドストレッチ重症

立膝で座ります
最初にゆっくり膝を曲げてどの角度でオスグッドが痛みが出るか確認します。

それではスタートです。
両手でお皿の下部分を挟み前に押し出します。

ゆっくり膝を曲げていきましょう。
確認した痛くなる角度まで。

しっかりと手で挟んでいたらオスグッドの痛みは出ないはず。
ゆっくりと元の位置に戻します。

この様にオスグッドで曲げたら痛い!
と脳が認識していたのを痛く無いと修正していきます。

だからこそ、痛く無い範囲で動かすのが絶対条件。

オスグッドストレッチ重症

この動きを繰り返します。

痛く無く深く曲げられるなら、もう少し曲げていきます。
ただし、頑張り過ぎない。
オスグッドが痛くなるところまではやらないで下さいね。

10回程度繰り返します。

終わったら、手を離してどこまで曲げられるか確認してみましょう。
最初よりもオスグッドの痛みが和らぎ曲げられる様になっていませんか?

膝回しながらオスグッドストレッチ

オスグッド ストレッチ 重症

オスグッドで痛いのは走ったり膝に負担をかけるから。
膝は単純な曲げ伸ばしだけでなく回したりと複雑な動きをします。

この動きも痛み無く安全と脳に教えていきましょう

回しながら体重をかけてどこで痛みが出るのか確認しましょう。
その後の流れは同じです。

手でお皿の下から包み込み前に押し出します。

膝を回しながらゆっくり体重をかけて曲げていきましょう。

痛く無い範囲で10回繰り返します。

絶対に痛みを我慢してやらないようにして下さいね。
終わったら手を離して確認しましょう。

オスグッド 重症ストレッチ

重症オスグッドの動かしストレッチ

オスグッド 重症向け

イス等の上に重症オスグッド側の脚をのせます。
最初にゆっくり膝を曲げて、どこでオスグッドが痛むのか確認します。

まずは両手でお皿の下部分を挟み前に押し出します。

そこから
ゆっくり膝を曲げていきましょう。
確認した痛くなる角度まで。
しっかりと手で挟んでいたらオスグッドの痛みは出ないはず。
ゆっくりと戻します。

この様に、重症なオスグッドで曲げたら痛い!
と脳が認識していたのを痛く無いと修正していきます。

だからこそ、痛く無い範囲で動かすのが絶対条件になります。

オスグッド 重症向け

この動きを繰り返します。

オスグッド部分が痛く無く深く曲げられるなら、もう少し曲げていきます。
ただし、頑張り過ぎて痛みが出るところまではやらないで下さいね。

10回程度繰り返しましょう。

終わったら、手を離してどこまで曲げられるか確認してみましょう。
最初よりもオスグッドの痛みが和らぎ曲げられる様になっていませんか?

膝を回しながら行う

オスグッド 重症向け ストレッチ

オスグッドで痛いのは走ったり膝に負担をかけるから。
膝は単純な曲げ伸ばしだけでなく回したりと複雑な動きをします。

この動きも痛み無く安全と脳に教えていきましょう
またイスの上にオスグッド側の脚を置きます。

回しながら体重をかけてどこで痛みが出るのか確認しましょう。
その後の流れは同じです。

手でお皿の下から包み込み前に押し出します。

膝を回しながらゆっくり体重をかけて曲げていきましょう。

痛く無い範囲で10回繰り返します。

絶対に痛みを我慢してやらないようにして下さいね。
終わったら手を離して確認しましょう。

オスグッド 重症向け

重症オスグッドでも改善します

重症なオスグッドでも痛み無く動かしていきましょう。

写真の様に曲げれなくても大丈夫。
重症なオスグッドだと曲げれる範囲も狭いと思います。
少し曲げるだけでも十分です。

これが出来るようになれば、動画で次のステップを紹介しています。

重症なオスグッドで悩んでいるなら、試してドンドン改善していきましょう。

オスグッド病(成長痛)について詳しくはこちら

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